高飛舎blog

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『女医絹代先生』 監督:野村浩将 (1937年)
柴田:題名からして、これは田中絹代氏メインの
   いわゆるアイドル映画であろう、というわけで、
   ほっこり気軽に見られるものとして借りてまいりました。


女医絹代先生
女医絹代先生
田中絹代

『女医絹代先生』 監督:野村浩将 (1937年)
出演:田中絹代 佐分利信 東山光子 他

先祖伝来の犬猿の仲、
漢方医の娘絹代と外科医の息子安夫。
二人は愛しあいながらも反発しあう。



 まあ、一言で言ってしまえば、ラブコメです。
 ただ、なんとも可愛らしくて、期待以上によかったです。
 で、田中絹代氏を全面に盛り立てた作品ですが
 私個人的には、佐分利信氏の若い姿が新鮮で、なんかくすぐったい感じでした。

 だって、佐分利氏っていうと、小津の「お茶漬けの味」なんかを思い出すんですね。
 そんなちょっと中年のイメージから一転、
 眼鏡をかけたうだつの上がらない新米お医者さんの佐分利さんなんて。
 可愛らしい。
 昔風の意地っ張りな青年って、ちっとも優しくないのに乙女心をそそります。
 怒りながら優しい。いいわ。
 また、怒った台詞が「ぎゅーっといわせてやるぞ」など
 時代を感じさせる言葉で、これがまた笑えました。
 絹代先生に告白するシーンも、デレデレニコニコしないところが
 「これぞ日本男児!」っていう感じでかっこい〜。
 でも最後は絹代先生の尻にひかれそうな予感を残していて
 後に小津の「お茶漬けの味」に通じる佐分利氏を垣間見ました。

 ラブコメなのに、この登場人物たちのサバサバした雰囲気は
 なんかかっこいいです。
 これも時代のせいかしら。
 田中氏は、若かりし時からキャピキャピしたタイプではないし、
 絹代先生の友人役の東山光子さんの、
 ちゃっかりした感じもなんかカッコいい女です。
 「遊びたいな〜」と言いながらも、開業した病院は大繁盛、何てのも
 軽く仕事に成功したキャリアウーマンみたいで素敵。
 ハイカラなファッションで車を乗り回して、
 お父さんに小遣いをあげちゃうみたいなの。
 
 なんとも可愛らしい映画で、ニコニコ見られます。よかったです。

 
 
 
   
| 柴田洋子 | 4.5畳映画館(邦画感想) | 23:10 | comments(0) | - |
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