高飛舎blog

京都を拠点に女の道を究める者の集う場・高飛舎のblog。映画感想や女の道を語るメンバーのよもやま話など。
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『下郎の首』 監督:伊藤大輔 (1955年)
柴田:友人が、時代劇の名作として、「下郎の首」を薦めてたんだよ。
   大学の映画の授業で、
  「日本人に生まれてよかったと思わせてくれる作品だ」って紹介されたんだって。

岡崎:ふーん、ふーん。へー。
   それは日本人としてみておかねば。

柴田:でも意外と知れ渡ってないやん?
   どのレンタル屋さんでも置いてへんかってね、
   最近、図書館においてあるのを知ったのさ。

新東宝傑作コレクション 下郎の首 デジタルニューマスター版
新東宝傑作コレクション 下郎の首 デジタルニューマスター版
田崎潤
『下郎の首』 監督:伊藤大輔 (1955年)
出演:田崎潤 高田稔 片山明彦  嵯峨三智子 他


父(高田稔)の仇を討つため旅に出た結城新太郎(片山明彦)が病み、
下郎の訥平(田崎潤)が大道芸をして糊口をしのいでいる。
訥平を哀れんだ女お市(瑳峨三智子)が情けをかける。
封建社会にあった主従関係の非情さをリアルに描き出した意欲作。



岡崎:ははー、すさまじいラストだったね。
   こりゃ名作やわ。
   「飼い主に手をかまれた犬の話」という紹介文に納得したわ。
   こりゃ大変やったわ。

柴田:・・・・・・・

岡崎:どうしたん?絶句して。

柴田:なんと・・・なんにも救いのない話やったで。

岡崎:うん、ほんまやね。

柴田:私、「日本人に生まれてよかった」って作品やって聞いてたから
   よかったわ〜ってしみじみする作品かと思ってた!!!!

岡崎:ははは。
   え〜、でもこういう父の仇とか、忠義とか裏切りとかって、
   すごい日本人的な感覚でないと感動できひんことない?

柴田:そやろうけど。

岡崎:「『よかった』と思える」っていうのを
   もっとストーリーから感じられると思ってたんや。ははは。

柴田:なんか、ラストに近づくにつれて、おかしいと思ってん。
   なんか全員かわいそうな感じやったやん。
   中間の手紙のシーンなんかめっちゃすごかったやん。
   お市なんか、駆けたら殺されるわで踏んだり蹴ったりやし。
   主人も戻ってくるわ間に合わんわ馬鹿にされるわで、どうしようもないし。
   あ〜、今もまだ心が痛いわ。

岡崎:ははは。ショック受けすぎやわ。

柴田:わー、名作やなぁ。ショックなくらい。
   若いころの丹波哲郎氏がかっこよかったなぁ。
   陰のある存在感がええなぁ。
   あと、嵯峨三智子氏の作品を見たのははじめてやったけど。

岡崎:最初、あれっと思った。
   山田五十鈴さんかと思ったね。めちゃそっくり。

柴田:ういういしい色気が出てまして、よかったなぁ。
   歯磨きシーンとか、可愛い。

岡崎:でも踏んだり蹴ったりで死んじゃったね。

柴田:そうやねん。めちゃショックやったわ。
   日本人のいいところって、ワビサビの世界って、忠義って、めっちゃ暗いわ・・・

    
| 柴田洋子 | 4.5畳映画館(邦画感想) | 00:00 | comments(0) | - |
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